CloseUp NetTubeオープン!!

これまで本ブログで連載していたCloseUp FlashがCloseUp WebMoviesと統合され、見た目も新たにCloseUp NetTubeとして動画・コミック・アニメ・Flash・ライトノベル・イベントレポートなどを掲載する情報ブログとしてリニューアルオープン!
2009年12月から開始される新コンテンツにクローズアップだ!!

CloseUp NetTube
http://closeup-nettube.livedoor.biz/

12月 2, 2009 オリジナル
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CloseUp Flash総括 ~三年三ヶ月の変遷~

連載開始から毎週、注目作品やイベントなどの情報をお届けしてきたCloseUp Flashも早3年余り…。今回はこれまでの総括として、Flashを中心とした個人制作の動画を取り巻く環境の変化を紹介したいと思います。


CloseUp Flashの開始は激動の年
CloseUp Flashが始まった当時は、Flash界隈にとってまさに激動の年と言っても過言ではないほどの変化が起きました。これまでWeb上やオフラインイベントくらいしか公開の場がなかったFlashアニメが、TVやゲームの世界に参入するようになったことがあげられます。そのキッカケとなったのが、FROGMAN氏の『秘密結社鷹の爪』やラレコ氏の『やわらか戦車』。当初は個性豊かなキャラクターに注目が集まりましたが、後にローコストなどの制作面でのメリットが着目され、CMなどの広告やマンガのDVDアニメ化、映画化にFlashが利用されるようにもなりました。

ウェブの枠を越えていくFLASHムービー
東京コンテンツマーケット2006「やわらか戦車連合軍 中間報告会」レポート
『蛙男商会の本』トリビュート作品クリエイターズインタビュー1 丸山薫氏
『蛙男商会の本』トリビュート作品クリエイターズインタビュー2 512kb氏
『蛙男商会の本』トリビュート作品クリエイターズ インタビュー3 アカツキ チョータ氏
『蛙男商会の本』トリビュート作品クリエイターズインタビュー4 G-STYLE氏
『蛙男商会の本』トリビュート作品クリエイターズインタビュー5 olo氏

展示会/コンテストへの出展
Flashが注目を浴びたことの裏付けとしては、コンテストや展示会などでを見ることで確認することができます。これまでもFlash作品がコンテストなどでエントリーされたことはあるかと思いますが、2005年頃からその数が如実に増加しています。それに合わせて東京国際アニメフェアをはじめとする様々な展示会でも、Flashアニメを中心としたコンテンツを見かけることが多くなっていきました。

東京国際アニメフェア2007 レポート
東京国際アニメフェア2008 イベントレポート123
東京国際アニメフェア2009 イベントレポート12
第19回CGアニメコンテストレポート
第20回CGアニメコンテストレポート
第6回インディーズアニメフェスタ イベントレポート
DIGITAL CONTENT EXPO2008 イベントレポート
「文化庁メディア芸術祭」レポート

クリエイターの商業デビュー
Flashアニメの露出が高まることによって個々のクリエイターにも注目が集まるようになり、2008年頃にはルンパロ氏や森野あるじ氏、青池良輔氏などFlash界を代表するクリエイター達の作品が次々と商業デビューを飾りました。CloseUp Flashでもこれまで様々なクリエイターさんをインタビューさせて頂きましたが、モノ作りに対する強いこだわりが面白い作品を生み出しているということが共通して感じられました。

PIXDVD vol.4
イオシス特集1
『ズモモとヌペペ ふしぎなまきもの』著者 ルンパロ氏インタビュー
『空のエトラ』連載開始記念 森野あるじインタビュー
『東京オンリーピック』AC部板倉監督インタビュー
『東京オンリーピック』江口カン監督インタビュー
『東京オンリーピック』谷口崇監督インタビュー
『東京オンリーピック』真島理一郎監督インタビュー
小説『終わらない鎮魂歌を歌おう』著者 未乃タイキ ロングインタビュー
DVD発売記念! ラレコ/ちぃ/ビリッチ インタビュー
『CATMAN』DVD発売記念イベントレポート
『キミとボク』出版記念 著者 やまがらしげとロングインタビュー
ちーむどらむすこ インタビュー

映像制作スタジオの設立
商業デビューの流れとは別に新たな動きがあったのがクリエイターの組織化です。2008年頃からこれまで個人レベルでコラボレーション活動を行っていたクリエイターが会社を立ち上げ、TVアニメ化やDVD制作などより大きなチャンスを掴むようになりました。その一方で、自分のオリジナルアニメを作っていきたいが生活のためには請負の仕事をしていかなければならない、といったジレンマを抱えていることがインタビューを通して感じられました。

クリエイターズ スタジオ訪問記 -STUDIO MORIKEN-
クリエイターズ スタジオ訪問記 -スタジオぷYUKAI-
クリエイターズ スタジオ訪問記 -弥栄堂フヰルム-


続いてコミュニティの流れについてこれまで3年間の推移を振り返ってみたいと思います。

Flashイベントの盛衰
これまで2ちゃんねるのFlash・動画板で大きなムーブメントを作ってきたFlashアニメは、季節ものやゲーム、MotionGraphicsなど様々なテーマのイベントを生み出してきました。ピーク時には毎月何らかのイベントが開催されるほどの盛り上がりを見せていましたが、クリエイターの商業デビューと反比例するかのようにコミュニティは空洞化し、Flash衰退論まで取りざたされるようになりました。事実、Flashのオンラインイベントは年々減少を続け、オフラインイベントに至っては2008年は1つも開催されませんでした。
先日2年ぶりにオフラインイベントが開催されましたが、クリエイターや視聴者が密に接することができ、それがまた新たなものを生み出す原動力となる場として重要であることを改めて感じさせられました。

Flash上映&トークイベント 映夜祭'06レポート(前編)(後編)
FLASHアニメーションライブイベント うらはくレポート(前編)(後編)
『slashup04 fb Re:birth』イベントレポート
映像ライブイベント slashup04特集(1)(2)(3)
FRENZ イベントレポート

ニコニコ動画の台頭
Flash作品やイベントが減少するのと同時期に注目が集まったのが、動画共有サービスの1つである『ニコニコ動画』です。ニコニコ動画やYoutubeなどの動画を提供するプラットホームが提供されたことで動画に対する敷居が低くなりました。最近ではFlash作品もニコニコ動画で公開されることが多くなり、コミュニティの場が2ちゃんねるからニコニコ動画にシフトしていったことが感じられます。
ニコニコ動画の台頭は、公開のしやすさなどツールによるアドバンテージやメリット・デメリットの敷居を取り払い、プロやセミプロを含め、これまでWebに公開することのなかった様々なジャンルのクリエイターや演奏者、パフォーマーが増えました。一方で様々な動画があふれたことにより、評価されるべき動画が埋もれてしまう一因も生み出しています。

ニコニコ動画考-「歌ってみた」編
ニコニコ動画考-「演奏してみた」編
ニコニコ動画考-「踊ってみた」編
ニコニコ動画 年間マイリストランキング

VOCALOIDとFlashアニメの共通点
ニコニコ動画のコンテンツの中でも、CGMの成功事例としてあげられるのが初音ミクを中心としたVOCALOID関連のコンテンツでしょう。VOCALOIDとFlashアニメの盛り上がりには様々な共通点があります。
まず1点目にVOCALOIDには初音ミクのイラスト、Flashアニメにはアスキーアートという文字絵があったことです。これらには動きもなければキャラクターもありません。このまっさらな器を自由に動かしたいという欲求が様々な作品を生み出してきました。
2点目に、VOCALOIDにはニコニコ動画、Flashアニメには2ちゃんねるというコミュニティの場があったことです。コミュニティの場があったことで様々な作品が鑑賞され、作り手と視聴者を増やしていき、イベントの開催や商業デビューへと繋がっていきました。
3点目は、VOCALOIDにはUTAUやMikuMikuDance、FlashにはParaFla!といったフリーソフトの存在です。初音ミクもFlashも有償ソフトですが、フリーソフトの提供によって制作に対する敷居が低くなったことが、コンテンツの盛り上げに一役買ったことが言えるでしょう。
コンテンツの盛り上がりには、自由に弄ることのできる器とそれを多くの人に見せる場、制作を支えるツールの提供…この3つの要素が今後のコンテンツビジネスを考える上で重要なポイントになってくると思われます。

初音ミク特集1
鏡音リン・レン特集1
CVシリーズ第3弾「巡音ルカ」発売
CGアニメを革新する技術
続・CGアニメを革新する技術
進化し続ける3D映像技術
第1回MikuMikuDanceCup
第2回MikuMikuDanceCup
第3回MikuMikuDanceCup


これまで3年3ヶ月にわたりお届けしてきたCloseUp Flash。作品を取り上げさせて頂いたり、インタビューに応じて頂いたクリエイターの皆さん、そしてイベントの主催やスタッフの皆さん大変ありがとうございました。これにてCloseUp Flashは終了となりますが、また機会がありましたら皆さんの作品やイベントを取り上げさせて頂きたいと思います。

10月 14, 2009 レポート
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