ハロウィンを題材としたFLASHムービー
ハロウィンとは、あらゆる聖人を記念する祝日である万聖節(11月1日)の前夜祭のことである。もともとは数千年前の古代ケルト民族が行った秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りが起源といわれている。ハロウィンと聞いてまず思い浮かべるのが、魔女やゴーストなどの姿に仮装した子供たちが近所を練り歩き、“Trick or treat”の言葉とともにお菓子をねだる姿ではないだろうか。今回は、そんな楽しさと薄気味悪さが入り混じったハロウィンFlashを紹介する。
■UNACCOUNTABLE VILLAGE (制作:アカツキ チョータ氏)
ハロウィンの日、『不可解な村』では、誰が一番怖いかを決めるためのお祭りが開かれている。しかしあることが原因でひとりだけ怖い姿になれないものがいた……そんな村で起こったひと騒動を描いた物語。初出は2004年であるが、今年リメイクされた本作は、個性的なキャラクタや幻想的な空間を演出する背景のタッチなど描画のクオリティが格段に向上し、より深みのある印象を与えている。
「動く絵本的な仕様になっていますので、難しいことを考えずに楽しんでください。ハロウィンのあの空気感を感じ取ってもらえるとウレシイです」(アカツキ チョータ氏)
ハロウィンというテーマに個性的かつ明確な役回りが与えられたキャラクタ、そしてハッピーエンドとなる展開は、まさに絵本としてピッタリの作品ではないだろうか。
そんな才能を買われて、現在アカツキ チョータ氏は弥栄堂の新作「カラクリ戦記 鬼ヶ島」のキャラクターデザイン原案や楽曲を担当している。本作からも氏の作風を感じ取ることができるので要チェックだ。
■LUNA (制作:K@dow氏)
「真夜中と夜明けの狭間の世界」では、一人前の大人として認められるための試験が「人間を驚かすこと」である。そこで10月31日のハロウィンの日、若い魔女やモンスターたちは人間たちのいる世界へ降りてくる。その中のひとりである若い魔女見習いの少女「ルナ」が、人間界での様々な経験によって大きく成長するマジカルハートフルストーリー。
インタラクティブコミックと位置づけられた本作は、アニメーションでありながらも漫画や絵本の持つ表現を活かした形式を取っている。
「私の誕生日がハロウィンなのですが、たまたまハロウィンがテーマだから、とティム・バートンの『ナイトメアー・ビフォアー・クリスマス』を見たときに感銘を受けて、初めて本格的に作るなら自分もハロウィンをテーマに何か話を作りたいと思い『LUNA』を制作しました。」(K@dow氏)
大学の卒業制作として作られたことにも驚きだが、作りたいと思う気持ちがきちんと形になり、それが卒業制作として認められたことに大きな敬意を払いたい。
■ハロウィン (制作:たぬふら氏)
シンガーソングライターカルチェラタン 葉月ゆら氏の「はろうぃん」を題材に制作されたFlash。ゆら氏特有の歌い方と可愛らしいキャラクタの相乗効果により作品全体がよりメルヘンチックなものに仕上がっている。
「一連のストーリーはありますが、観た方がそれぞれ自由に想像して下されば良いなぁと思っています。またポイントはやはり最後の仕掛けです。ちょっとしたイタズラ心のつもりです。」(たぬふら氏)
最後の画面ではクリックすることで様々なアクションが行われるギミックが組み込まれている。まさに“Trick or treat”を体現したハロウィンらしい作品だ。
・たぬふら
10月 31, 2006 Webアニメーション, キャラクター, ストーリー
ハロウィンを題材としたFLASHムービー
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