『新潮』10月号に、東さんとの共作が掲載されました。
タイトルは『キャラクターズ』。200枚。巻頭掲載。ギートステイトとは別の共作です。東さんはご自身のblogで意気込みを書いているので、ここではわたしの気持ちを述べることにします。
この原稿をもって、わたしは、戦いをはじめました。なにを大上段に、とか、小説で戦いとかありえない、とか、敵もいないのに……、とか、いろいろ思われるかもしれません。誰も望んでないのに勝手に噴きあがってカッコ悪い、という見方もあるでしょう。でも、わたしは、どうしてもこの原稿を書かなければなりませんでした。ギートステイトの連載は平穏に進んでいたのでわからなかったかもしれませんが、書かなければ、小説家をやめていたかもしれません。
小説が好きです。すごく好き。読むのも書くのも好きです。
そこには無限の可能性があると思うからです。小説が好きなすべての人に、もしかしたらちょっと滑稽かもしれないこの進軍ラッパの音が届くといいなあ、と思います。読む人、書く人、作る人、売る人、わたしたちラノベ世代が全員で手に入れた、新しい表現の可能性と、世界を平らかに見渡すことができる視線。それを、わたしたち自身で手放してしまうのは、とてもとても、もったいないことです。
文学批判の塊みたいな小説を掲載することを決断してくださった編集長のYさんはすごい人だと思います。覚悟さえ完了していれば、応えてくれる人はいるもんなんですね。だからわたしは、文学の懐の深さに甘え、敢えてこう言わせていただきます(ガキっぽいですね)。SF誌でも、中間小説誌でも、ラノベ誌でも、ネットでも、文芸誌でも、桜坂洋が書くところがすなわちライトノベルです。
今号の『新潮』、是非、買って読んでいただけるとうれしいです。







