買い物好きの負け犬を京都に一日放しておくとどうなるか。を、絵に描いたような一日。着物を着て歌舞伎を見ないのが不思議なほどだ。

朝は散歩がてら「まるき製パン」へ行き、ヒレカツバーガー(写真)と、運良くその場で焼きあがってきた「卵デニッシュ」(写真)を買い、「山中油店」の駐車場に座ってヤンキーのようにパクつく。しっとりしたパンにはさまったソースまみれのものって、なんておいしいんだろう! 焼きたてのデニッシュの中に目玉焼きのように卵が入ったパンなんていわずもがな。お腹を満たして、ショッピング開始だ! 「山中油店」はずっと行きたかった油のセレクトショップ。世界中&日本中の油から選び抜いたさまざまな油が揃っている素晴らしい場所。はなっから配送してもらうつもりで、ベロベロと味見し、揚げ用の菜種油にコーン油、「マルディグラ」のフライドポテトを作るためのピーナッツ油、玉締絞りごま油にサルデーニャのオリーブオイルを購入。『スーパーカロリーレシピ』が完成するから、うちで揚げ物をすることも多かろう。我が家の油不足(本当か?)も一挙に解決だ(収納問題は深刻だ)。そして、京都の中でも私の大好きなエリア、寺町へ。焼き芋の聖地「川越芋」はおじいちゃんの死後、シャッターが閉まっていた(週に何回か娘さんが開けることもあるらしい)。しゅんとする。気を取り直して、欠けてしまった愛用の湯飲みと同じものを買ったり、カジュアル骨董を見たりする。散財せずになんとか通過し、紙ものの店「はし本」で、便箋やはがきを猛烈に買う。これは常備品の補充なのでよし!
Uさん希望のカフェ「せせらぎすへら」で「嘯月」の練り菓子(写真)と「満田製茶」のお茶を堪能し、解散する。そのまま散財せずに済むかと油断していたら、祇園の縄手通りをフラフラしていて素敵なお盆と目が合ってしまった。そのままフラフラ吸い込まれ、気付いたら、何枚ものお盆を前に応接セットでおじさんと談笑していた……。しかもロンドンから来たワッツさんもいる。誰なんだ……。ワッツさんは流暢な英語を話す女将さんと便秘の相談をしている味な人。ワッツさんの意見も交えつつ、悩みに悩んでお盆を買う。お盆は前から買おうと思ってたし。欅製で貝の細工でうさぎがはめ込まれている素晴らしい江戸時代のお盆だし! ワッツさんもいいと思うって言ったし! よしとしよう! 一期一会ですね。夜はハリー中西氏も登場し、前日と同じ店でご馳走三昧。川沿いの安藤忠雄設計のカフェでお茶をしてベロベロのまま爆睡。




